Infomation

おしらせ

センスのいい配色はコレ!色選びの基本&応用テクニック

Blog
センスのいい配色はコレ!

北九州市を拠点に、デザインの魅力を届けるトリニティースパイスです!
「なんだかこのデザイン、しっくりこない…」そんな経験はありませんか?
その原因はもしかしたら、「色の組み合わせ」かもしれません。色選びや配色はデザインの印象を大きく左右する重要な要素。適切な組み合わせを選ぶことで、メッセージを効果的に伝えられ、おしゃれで洗練された雰囲気を演出できます。
本記事では、魅力的なデザインをつくるためのヒントをお届けしたいと思います!

1. 色の基本を知ろう

センスのいい配色はコレ!

三要素や三原色、二次色を理解することが大切です。
それらを組み合わせることで、様々な色を作り出すことが可能になります。

色の三要素

色相(しきそう)・明度(めいど)・彩度(さいど)の3つの要素で色彩を表現する際に用いられます。

  1. ・色相(Hue)…赤・青・緑など、色そのものの違いを表す。
  2. ・明度(Value)…色の明るさを表す。
  3. ・彩度(Saturation)…色の鮮やかさを表す。

同じ青でも、「Facebook」のロゴは明るめで親しみやすさを演出しており、また「Linkedln」のロゴは鮮やかな青を使用することで信頼感を強調しています。三要素を活用することで、伝えたいメッセージを込めたデザインが可能になるのです。

色の心理的効果

色の種類を大まかに分類すると、「暖色系」「寒色系」「中間色」に分類され、それぞれ異なる印象を与えてくれます。

・暖色系(赤・オレンジ・黄色など)
 エネルギッシュで温かみがあり、活発で親しみやすい印象を与えます。
 例:マクドナルド、ユニクロ、Post-it など

・寒色系(青・紫・緑など)
 落ち着いた雰囲気やクールな印象を与え、高級感や知的なイメージを演出します。
 例:フォルクスワーゲン、YONEX、Windowsなど

・中間色(ベージュ、グレーなど)
 暖色と寒色の中間に位置し、ナチュラルで柔らかい印象を与え、どんなシーンにも馴染みやすい特徴
 があります。
 例:無印良品、カルバン・クラインなど

このように、色が持つ心理的効果を意識することで、よりデザインの意図を効果的に伝えられるようになりましょう。

2. 失敗しない配色のコツ

センスのいい配色はコレ!

色の組み合わせは難しい…と感じる方は意外と多いのではないでしょうか?「この色とこの色…組み合わせたらおかしくならないかな?」と悩んでしまうこともありますよね。
でも、ご安心を!色には基本的なルールがあり、それを押さえておけば簡単にバランスの良い配色を作ることが可能になります。

ベース・メイン・アクセントの3色を決める

配色を考えるときは、以下の3つの色を決めるとまとまりやすくなります。

・ベースカラー(70%)…デザインや配色において基本となる色。

・メインカラー(25%)…デザインやイラストのイメージを決定づける色。

・アクセントカラー(5%)…配色において強調色として用いられる色。

例えば、「ユニクロ」のコーポレートサイトは、白(ベースカラー)を背景に使用することで清潔感とシンプルさを演出し、赤(メインカラー)がブランドの象徴としてロゴやボタンに使われており、視認性を高めています。そして、アクセントカラーに黒やグレーをテキストや細分に使用することで、サイト全体が引き締まり、洗練された印象になっています。

このように、ベース・メイン・アクセントのバランスを意識することで、まとまりがあり、ユーザーに伝わりやすいデザインを作ることができます。

カラーホイールを活用する

組み合わせを作るときに便利なのが「カラーホイール(色相環)」です。これは、色を円形に並べたもので、配色バランスを考える時に役立ちます。調和の取れたカラーパレットを作成し、デザインに一貫性を持たせることができます。

・類似色(隣り合う色)
まとまりがあり、優しく落ち着いた雰囲気になる。(例:青+緑など)

・補色(正反対の位置にある色)
コントラストが強く、目を引く組み合わせになる。(例:青+オレンジなど)

・トライアド(三角形の位置にある3色)
バランスがよく、ポップでおしゃれな印象を作れる。(例:赤+青+黄色)

 「どの色を組み合わせたらいいかわからない…」と悩んだときは、カラーホイールを参考にすると、簡単に組み合わせを決めることが可能です。

よくある失敗例とその解決策

パターン1:色の使いすぎでごちゃごちゃした印象に

たくさんの色を組み合わせてしまうと、統一感がなくなり、まとまりのないデザインになってしまいます。あらかじめ、「ベース・メイン・アクセント」の3色を意識して、カラーパレットを3〜5色に絞ることでバランスの取れた配色になります。

パターン2明度と彩度のバランスが悪い=見づらい

明るい色ばかりだと、目がチカチカして疲れる印象に、逆に暗すぎると地味で沈んだ雰囲気になってしまいます。適切なコントラストを意識し、明度や彩度にメリハリをつけることで、見やすくおしゃれな印象のデザインを作ることができます。

パターン3:配色の目的が曖昧で、伝えたいことが伝わらない

デザインの目的に合わない配色をすると、意図が伝わりにくくなります。信頼感を与えたいのに派手なビビットカラーを多用してしまうと、全く逆な印象を伝えてしまうこともあります。ターゲットや目的を明確にし、それに適した色を選ぶことが大切です。

3. 基本を押さえたら、さらにおしゃれな配色に挑戦!

センスのいい配色はコレ!

配色の基本をマスターしたら、次のステップへ。より洗練された色の使い方にチャレンジしてみましょう!
ポイントは「明度と彩度の調整」と「トレンドカラーの活用」です。

明度と彩度を調整して、印象を変える

同じ色でも、明るさや鮮やかさを変えるだけで、まったく違った印象を与えることができます。例えば、同じ「ピンク」でも、淡いパステルピンクは柔らかく優しい印象を、ビビットなショッキングピンクはエネルギッシュで目を惹く印象を与えます。

落ち着いた雰囲気を演出したいならくすみカラー(低彩度)がおすすめ。ベージュやくすみピンク・モスグリーンなどは、派手すぎず上品で洗練された印象になります。インテリアやファッションなど、シンプルで落ち着いたデザインに向いている色色合いです。

一方、目立つデザインにしたい場合は、ビビットカラー(高彩度)を活用すると効果的です。ビビットピンクやネオンブルー・イエローなどの鮮やかな色は、エネルギッシュで活発な印象を与え、視線を惹きつける効果があるため、広告やイベントポスターなど、注目を集めたい場面でよく使用されます。

このように、色の明度や彩度を調整することで、同じ色でもまったく異なる印象を与えることが可能になります。デザインの目的やターゲットに応じて、色の明るさや鮮やかさを調整すると、より意図の伝わる配色になります。

トレンドカラーを取り入れる

毎年、ファッションやインテリアで流行する「トレンドカラー」。最新のカラーを取り入れれば、今っぽいデザインに仕上げることが可能です。

2025年のトレンドカラーは、パントン社の「モカ・ムース」と、日本流行色協会の「ホライゾングリーン」。おしゃれな印象を与えたいなら、流行の色をアクセントカラーに取り入れるのもおすすめです!

まとめ

センスのいい配色はコレ!

色と配色についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

「色」は視覚的な印象を大きく左右し、選び方ひとつでデザインの印象が大きく変わります。色の特性を理解し、バランスの取れたカラーパレットを作ることで、より効果的なデザインを実現できます。

配色テクニックを活用し、自信を持って色を選びながら、魅力的なデザインを生み出していきましょう!

一覧に戻る 

お見積りやご相談は
お気軽にご連絡ください。

株式会社トリニティースパイス