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ブランドカラーの選び方と心理的効果とは?

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ブランドカラーの選び方

「赤は目立つから」「自分の好きな色だから」
そんな理由だけでブランドカラーを選んでいませんか?ブランドカラーは、企業やサービスの第一印象を左右する“視覚的なメッセージ”。
たった1色で、あなたのブランドの価値や雰囲気、信頼感までもが伝わることがあります。

この記事では、ブランドカラーの重要性や色がもつ心理的効果、選定時のポイントについて、具体例を交えながらわかりやすく解説します。

ブランドカラーの重要性とは?

ブランドカラーとは、企業や商品・サービスが持つ「視覚的なアイデンティティ」の中心です。名刺やロゴ、ホームページ、パッケージデザイン、広告にいたるまで、あらゆる接点に色を通して統一感を持たせることで、印象のブレを防ぎます。

ブランドカラーを戦略的に設計することで、次のような効果が期待できます。

  • ・視認性が高まる(遠くからでも一目でわかる)
  • ・記憶に残る(色=ブランドの記憶のフックになる)
  • ・感情的な共鳴を生む(安心感・信頼・高級感などを色で伝えられる)

たとえば、コカ・コーラの赤を見ればすぐに飲み物が連想され、Appleのスペースグレイを見るだけで“スタイリッシュで機能的”なイメージが浮かぶように、色は強い記憶と感情を引き起こすのです。

色がもつ心理的効果【主要カラー別】

ブランドカラーの選び方

赤|アクティブ・情熱・注目を集める色

赤はとてもアクティブな色。目を引きやすく、元気で情熱的な印象を与えます。
たとえば、コカ・コーラは赤を使って「活気あるブランドイメージ」を確立。ユニクロや楽天も、親しみやすさと力強さを赤で表現しています。

青|信頼・誠実・冷静

青は落ち着きと信頼感を持つ色。金融・医療・ITといった、堅実さが求められる業界に多く選ばれています。
FacebookやTwitterなど、日常的に使うサービスが青系を選んでいるのは、「安心して使ってもらいたい」というメッセージでもあります。

緑|安心・自然・調和

緑はリラックス感や自然とのつながりを感じさせる色。オーガニックやエコ、健康志向のブランドによく使われています。
スターバックスは緑を使って「くつろげる空間」を演出していますし、伊藤園も「お〜いお茶」で自然や日本らしさを表現しています。

黄|陽気・注意・希望

黄色は明るく楽しい印象を与える一方、強すぎると安っぽく見えてしまうこともある、ちょっと扱いが難しい色です。
マクドナルドは赤と黄色で「親しみやすさと元気さ」を表現し、カップヌードルも黄色を使ってポップで楽しい印象に仕上げています。

黒|高級感・洗練・威厳

黒は高級感や強さを演出できる色。ハイブランドやテクノロジー系の製品、メンズ向け商材などで多く選ばれています。
CHANELのロゴはシンプルな黒ですが、そこには強いメッセージが宿っています。Appleのスペースグレイも、シンプルで洗練された印象を与える名配色です。

ブランドカラーを選ぶときの3つの視点

ブランドカラーの選び方

1. ブランドの「価値」や「世界観」に合っているか?

色は、あなたのブランドの“人格”を表す重要な要素です。たとえば、「安心感」や「信頼性」が大切なブランドがビビッドなピンクを使うと、ちぐはぐな印象を与えてしまうこともあります。

まずは、ブランドが持つ価値や空気感を言語化し、それに合う色を選ぶことが第一歩です。

2. ターゲットの感性に合っているか?

色の印象は、性別・年齢・文化によって大きく異なります。ターゲットが共感できる色を選ぶことが大切です。

  • ・20代女性向け:明るく柔らかいパステルカラー
  • ・40代男性向け:深みのあるネイビーやダークグリーン

「誰に届けたいのか」を明確にすることで、色の選び方も自ずと変わってきます。

3. 競合と差別化できているか?

同業他社と似た色を選ぶと、ブランドの印象が埋もれてしまう危険性があります。あえて異なる色を採用することで、独自性や差別化につながることも。

たとえば、食品業界で「赤」が多用される中、スターバックスが緑を選んだことが、ブランドの独自性をより際立たせました。

補色・アクセントカラーの選び方も大事

センスのいい配色はコレ!

ブランドのメインカラー(ベースカラー)を決めたら、補色やアクセントカラーも戦略的に設計する必要があります。全体の配色バランスを整えることで、ブランドの世界観をより豊かに表現できます。

  • ・同系色で統一感を出す
  • ・補色でCTA(ボタンなど)を目立たせる
  • ・トーンをそろえて雑多な印象を避ける

配色バランスが悪いと、読みづらさや信頼感の低下につながることも。トーンマナーやカラールールの設計を取り入れると、デザインの完成度が一段と上がります。

まとめ

ブランドカラーの選び方

色は「ブランドの価値」を伝える大切な武器

ブランドカラーは、単なる装飾ではなく、戦略的に選ぶべき「ビジネス資産」です。

適切な色を使うことで、ブランドの世界観や信念を直感的に伝えることができ、顧客の共感や信頼を育むことが可能になります。
色が変われば、ブランドの印象も、売れ行きも変わる。

トリニティースパイスでは、ブランドに合ったカラー設計をご提案しています

私たちトリニティースパイスでは、ロゴ・ホームページ・パッケージ・広告まで、すべてに統一感を持たせたブランドカラーの設計をお手伝いしています。

ヒアリングを通じて「どんな印象を伝えたいのか」「どんな世界観を表現したいのか」を丁寧に言語化し、それにぴったりのカラーと配色をご提案いたします。

ご相談・お見積もりは無料です。
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